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2019年 点字カレンダー 毎月つくる、世界の料理

7月 ラタトゥイユ

夏の暑さを乗りきるためには、十分な栄養を取ることはとても大切なことです。7月は、夏バテ予防のためにも、栄養豊富な夏野菜をたっぷり摂ることができる、フランス南部ニースの郷土料理「ラタトゥイユ」を作ります。「ラタトゥイユ」は18世紀ごろ軍隊で出されていた料理ということもあって、トマトを中心に茄子、ズッキーニなど疲労回復にも効果的と言われる夏野菜をふんだんに使っています。また、冷やして食べてもおいしく、冷凍保存もしやすいので、夏の常備食としておすすめの料理です。

材料や調理器具の準備ができたら始めましょう。

「ラタトゥイユ」は、すべての食材を食べやすい大きさに切り揃えることから始めます。まずは、玉ねぎのヘタと根っこの部分を少し切り落とします。転がりやすいので注意しましょう。切り落としたら根っこの方を下にして、半分に切ります。半分にカットできたら皮を剥きましょう。切った断面を下にして同じ方向にもう半分に、さらにもう一回、今度は切った方向を半回転させて、さらに半分くらいに切って、8等分にします。

次に生のトマトですが、まずヘタを下にしてまな板の上に置き半分に切りましょう。ヘタの部分はとても硬いので、気をつけてください。半分に切ったら断面を下にしてさらに半分に切ります。ここでヘタの硬い部分を切り落とします。4つとも切り落としたら、さらにそれを横に半分にするぐらいの大きさで良いでしょう。

次にパプリカを切りましょう。まず、縦に半分に切ります。そのあとにヘタと種を指で取り除きましょう。そしてさらに縦に半分に、あとは横に2、3回切るぐらいでOKです。ズッキーニですが、ヘタの部分とおしりの部分を少しずつ切り落とします。次に縦に半分に切ります。あとは、断面を下にして食べやすい大きさに切りましょう。

茄子は、まず、ヘタの部分を切り落としましょう。皮が硬いものがあるので気をつけながら縦に半分に切ります。あとは、断面を下にして、2cmぐらいの厚さに切っていきましょう。

ベーコンを切ります。スライスのものなら、幅1cmぐらいに切りましょう。ブロックのものなら1cmぐらいの厚さに切り、さらに幅1cmぐらいに切りましょう。これもそんなに大きさを気にすることはありません。

最後に、にんにくをスライスします。まず根っこの硬い部分を切り落とし、皮を剥きます。皮を剥いたら縦に薄くスライスします。みじん切りみたいになっても構いません。これで具材の用意ができました。

切った具材は、すべて用意した耐熱ボウルの中に入れます。ホールトマトはスプーンなどで崩して、ここに入れます。具材を入れたら、準備しておいた調味料のバルサミコ酢、赤ワイン、オリーブオイルを入れます。軽く塩、コショウもしておきましょう。全部入れ終わったら具材が均等になるようにかき混ぜます。そのあとローリエ、ローズマリー、乾燥タイムも入れます。

それから、ボウルの端を少し空けラップを掛けます。ラップを掛けたら、レンジプレートに乗せて600Wの電子レンジで25分ほど加熱します。

加熱が済んだら火傷に気をつけながらレンジプレートごとレンジから取り出し軽くかき混ぜて、野菜の煮え加減や塩加減の調節を行います。野菜が十分煮えていないと感じたら、もう一度レンジで2、3分加熱しましょう。

それでは、盛り付けます。ローリエやローズマリーなどはなるべく取り除きます。あとは、盛り付け用スプーンで2つのお皿に交互に盛り付けていきましょう。温かいうちも美味しいですが、耐熱ボウルのまま冷やして冷製にしても美味しくいただけます。特に食欲が落ちてきている時などはおすすめです。