COLUMNコラム

ライブ配信を行うメリット・デメリットとは?活用シーンも紹介

公開日: 2023年7月20日  

ライブ配信は今やよく見るコンテンツの1つとなりました。企業によるライブ配信も数多くありますが、あらためてメリットとデメリットを知っておきましょう。これからライブ配信を検討するのであれば、この記事を読むとどのように取り組めばいいかが分かります。ぜひ今後の参考にしてみてください。

ライブ配信の現状

コロナ禍の間、おうち時間が増えたことでライブ配信に注目が集まりました。それは5G通信の普及で通信の遅延が減少し、快適に再生できる環境が整ったのが要因です。また、画質や音質の技術向上によってコンテンツの魅力が増し、さらには、VRやARのような臨場感や没入感を得られる技術まで登場しました。

また、ライブ配信はプライベートなコンテンツではなく、ビジネスとしても活用できるコンテンツとして考えられるようになりました。具体的には、投げ銭などの収益システムによるユーザー課金、ウェビナーによるコンテンツやサービスの紹介および販売、新作発表会といったタイムリーなブランディングなどです。

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ライブ配信を行う3つのメリット

ここでは、主なライブ配信のメリットをご紹介します。

1.多くの人に情報を伝えられる

対面で情報を伝える方法の場合、どうしても伝えられる人数が限られてしまいます。しかしライブ配信の場合は、対面で情報を伝える場合よりも圧倒的に多くの人に伝えられます。

そもそも、ライブ配信はオンラインで行われるものです。そのため場所や人数をあまり気にせずに集客でき、多くの人にアプローチできます。またSNSとの相性も良く、SNS上でバズれば注目されやすくなります。

2.費用を抑えて配信できる

オフラインの場合、会場のレンタル代や資料の印刷代などのコストがかかりますが、その必要がないため、コストを抑えて情報を発信できます。セミナーや研修もオンライン化されているため、従来よりも手軽に開催しやすいでしょう。

3.双方向のコミュニケーションが取れる

YouTubeやニコニコ生放送、ツイキャスなどのライブ配信プラットフォームにはコメント機能が備わっており、配信者は視聴者のコメントを見ながら話す内容を変えられます。

双方向のコミュニケーションが取れるということは、配信者としては視聴者がどのようなものを求めているのかを把握する上でとても役立ちます。

例としてCOHINAというファッションブランドでは、毎日Instagramでライブ配信を行って視聴者との交流を繰り返すことで、ブランドイメージを確立しただけではなく、ファンの獲得にも成功しました。

「参考:低身長女性向けアパレル通販COHINA(コヒナ)とは? インスタを駆使したマーケティング手法に注目」:https://sanwa-fabric.com/2022/10/10/what_is_cohina/

ライブ配信を行う3つのデメリット

ライブ配信には多くの人に情報を伝えられたり、双方向のコミュニケーションが取れたりなどのメリットがありますが、その一方で、デメリットにも注意しなくてはなりません。

1.離脱されやすい

ライブ配信は多くの人や企業が行っています。そのため、ライブ配信の内容が視聴者にとって面白い内容や求めていた内容ではなかった場合、すぐに離脱されてしまい、最後まで見てもらえません。

ライブ配信を成功させるには、できる限り離脱されないような内容を心がけることが大切です。具体的には、視聴者を巻き込むようなライブ配信にすること、コメントに対してきちんと対応するなど、一体感を得やすい配信にするのがコツです。

2.配信中の放送事故のリスクがある

通常の動画は撮影後に編集して公開するため、放送事故が起きてもカットできます。しかし、ライブ配信の場合はそのようなことはできません。

動画配信中の放送事故の内容によっては、商品や会社のイメージが落ちてしまう恐れもあります。特に現在ではSNSの影響で情報伝達が速いため、ちょっとした放送事故でも大問題としてネット上で炎上してしまい、ネガティブなイメージを多くの人に持たれてしまうことも考えられます。

リスクを回避するためには事前の準備を念入りに行い、「もしも…」の時の対策まで考えておくことが大切です。

3.出演者のスキルが求められる

ライブ配信の出演者には、商品の魅力を伝えるための話術(伝達力)や視聴者との交流を図るためのコミュニケーション能力などのスキルが求められます。また、放送事故などのトラブルが起きた際は危機対応能力も必要です。

出演者のスキルが低いと、思うように商品の魅力を伝えられなかったり、視聴者に最後まで見てもらえなかったりするでしょう。質の高いライブ配信を行うためにも、出演者を想定して動画の内容を考えることが求められます。

ライブ配信でのライバーの起用

ライブ配信は個人間でも人気が高くなっており、数多くのライバーが登場しているため、「ライバー」という言葉も知られるようになりました。

ライバーとはライブ配信を行って配信収入を得ている人のことです。ライバーの起用で、そのライバーのファンがライブ配信に参加してくれる可能性があります。自社商材と親和性の高いライバーを起用すれば、そのファンに好印象を与えて商品をプロモーションできるため、新規顧客の獲得にもつながるでしょう。

ライバーの人選はとても重要です。人気だけで決めるのは避け、ライバーの特性や自社との相性を検討した上で、目的にマッチしたライバーを起用しましょう。

ライバーはYouTuberとは少し異なり、顔出しがOKで会話好きな傾向があり、趣味や特技を持ち、人に教えるのが上手という特長があります。それぞれのライバーの特性を活かした内容を企画すれば、効果が上がる可能性があります。

会話力の高いライバーで視聴者とのファンコミュニティ形成に注力する、また教え上手なライバーでオリジナルの情報を交えつつ商材のハウツーを紹介するなど、魅力的なコンテンツが考えられます。

そうして、相乗効果により企業のイメージ向上につながる可能性が高く、商材への信頼も得ることができるでしょう。

ライブ配信はどんなシーンで活用できる?

ライブ配信が活用できるシーンはいくつもあるため、この機会にチェックしておきましょう。

活用シーンを把握しておけば、どのようなところでライブ配信を活用できるのかが判断しやすくなります。

ウェビナー

ウェビナーとはオンライン上で開催されるセミナーのことで、オンラインセミナーとも呼ばれます。ライブ配信でセミナーを行うと、開催場所のキャパの縛りがなくなるため、これまでよりも多くの人に参加してもらいやすくなるでしょう。

また、ウェビナーの場合は途中でアンケートをとったり、リアルタイムで質疑応答を行ったりすることも可能です。視聴者は気になることをチャットで質問できるため、対面の開催よりも緊張せずに聞きやすいというメリットがあります。

あわせてこちらの「オンライン(Web)セミナーとは?成功 するポイントをご紹介!」もご覧ください。

https://www.generalasahi.co.jp/cd/movie/topics/online-seminar/

採用企業説明会

採用企業説明会と聞くと、会場に就活生を集めて行われるイメージが強いかもしれません。しかし、最近ではオンラインによるライブ配信という形で開催されるケースも多く見られます。

新卒採用向けの就職説明会の場合は日本全国から参加してもらいやすくなるため、これまでよりも広い範囲で優秀な人材を集められるでしょう。

またライブ配信は、録画してYouTubeといった動画共有サイトに公開しておくことも可能です。公開しておけば、採用企業説明会に参加できなかった人も閲覧でき、さらに多くの人材を集めやすくなります。

オンライン研修

研修をオンライン化する際にも、ライブ配信は役に立つものです。リアルタイムで、日本各地の受講者に対してさまざまなことを教えられたり、質疑応答に対応できたりします。そのため、国内外で働いているスタッフに対しても研修しやすくなるでしょう。

また、ライブ配信を録画しておけば、同じ研修を繰り返し受講可能です。受講者は自分の好きな時間帯で反復学習できるため、一人ひとりのライフスタイルに応じて習得することができます。

商品・サービスのプロモーション

商品・サービスのプロモーションとしてライブ配信を活用することにより、一度に多くのターゲット層に伝えられます。特に海外に情報を発信したいのであれば、ライブ配信を使うことでコストを抑えつつ、世界中にプロモーションを展開できます。

また、プロモーションのライブ配信では、スライド資料を使うのもおすすめです。それは大画面で資料を見せることができ、的確にターゲット層へ正確に情報を伝えられます。

ライブ配信の主なプラットフォーム

ライブ配信のプラットフォームはいくつかあります。プラットフォームによって特長があるため、そのことを踏まえた上で配信先を決めるようにしましょう。そうすることで、効果的なライブ配信を実現できます。

YouTube

ライブ配信プラットフォームとして代表的なものがYouTubeです。YouTubeは収益方法が整備されており、広告費や視聴者からの投げ銭であるスーパーチャットなどの方法で収益を上げられます。

YouTubeの場合は、多くのユーザーが利用していることも特長です。他のプラットフォームと比べて多くの人に見てもらいやすいという利点があります。

その上、配信内容をアーカイブとして残すことで、ライブ配信に参加できなかった人にも視聴してもらうことが可能です。

ニコニコ生放送

ニコニコ生放送は日本でのライブ配信の先駆け的な存在で、2008年からサービスを開始しています。YouTubeとは違って画面上にコメントが流れる仕組みのため、視聴者と一緒にライブ配信をしているような雰囲気になるのが特長です。

ニコニコ生放送は、初心者でも始めやすい配信プラットフォームです。そのため、規模が小さなマーケティングとしてライブ配信をしたい場合に向いています。

ツイキャス

ツイキャスはPCやスマートフォン、タブレットなどでライブ配信ができるサービスです。TwitterやFacebookのアカウントを持っていれば誰でも利用でき、企業であっても気軽に配信できるでしょう。

その上、ツイキャスでは法人向けのプログラムを設けています。企業やタレントの公式配信をサポートしてくれるというものであり、業界トップレベルの配信技術を使ったライブ配信が可能です。

Instagram

Instagramのライブ機能は、多くの芸能人やインフルエンサーなども利用しています。ShopNowというショッピング機能と連携しており、ライブコマースとして活用することも可能です。

InstagramはSNSとしての拡散性は低いですが、ハッシュタグを活用することでターゲット層にピンポイントで動画を届けやすいという特長があります。そのため、もしもInstagramでライブ配信をするのであれば、ハッシュタグをうまく活用しましょう。

TikTok

TikTokは10代〜20代前半の若い世代が中心のSNSであり、若者層をターゲットにしたライブ配信をしたい場合に向いています。公式アプリを使うことで手軽に配信でき、大規模な機材を用意しなくてもライブ配信ができます。

TikTokは海外にもユーザーが多いため、日本だけではなく、海外にも情報を発信したい場合におすすめです。越境ライブコマースとしても活用できるため、海外向けのライブ配信をする際に効果的に活用できます。

LINE LIVE

LINE LIVEは、LINEアカウントを持っていればライブ配信ができるサービスです。LINE LIVEの場合、日本人の多くが利用しているメッセージアプリであるLINEで告知できるため、多くの人に見てもらいやすいでしょう。

例えば、LINE公式アカウントを持っているのであれば、そのアカウントでライブ配信を告知するといった集客方法が利用できます。もしも持っていないのであれば、双方でシナジー効果を得られるため、LINE LIVEを行う前に公式アカウントを開設するのがおすすめです。

まとめ

今回は、ライブ配信のメリットやデメリット、活用シーンなどを紹介しました。ライブ配信で魅力あるコンテンツを配信していくことは、ビジネスにも効果的です。

ただし、プラットフォームによって特長が異なるため、そのことを理解してどうやって配信するかを考えてみるのがおすすめです。

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