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今さら聞けない!動画制作・編集の基本用語集 Part1

公開日: 2023年11月29日  更新日: 2024年2月24日

動画の制作・編集における様々な専門用語。「聞いたことはあるけど、実は意味がよくわからない」「何となくこういうことだろう」とあやふやなままにしていませんか。

本記事では、これから動画の制作・編集を始める初心者の方や、動画の制作を外注しようと考えている企業の担当者の方に向けて基本用語を徹底解説。用語への理解が深まれば、制作会社に発注する場合にも作りたい動画のイメージをより的確に伝えることができます。ぜひ参考にしてください。

動画制作・編集で押さえておきたい基本用語12

「用語集Part1」の今回は、12の専門用語をご紹介します。適切なデータを作るため、またクオリティの高い動画を作るため押さえておきたい基本となるものばかりです。
詳細記事へのリンクもあります。もっと詳しく知りたい方はぜひ記事を横断しながら読み深めてください。

アスペクト比

動画制作の前にまず決めておくことのひとつが「アスペクト比」です。アスペクト比とは、ディスプレイや動画、映像などの横の長さと縦の長さの比率を表した数値のことで、「横:縦」で表します。
アスペクト比は何でも良いというものではなく、視聴するデバイスやプラットフォームによって推奨サイズがあります。

  • テレビ(地上デジタル放送) 16:9

  • YouTube  16:9 
    「16:9」は、今の主流のアスペクト比です。横に長い比率でワイドと呼ばれます。

  • Instagram 1:1、1.91:1、4:5
    ただし、ストーリーズやリールへの投稿は「9:16」の縦型動画が推奨されています。

  • TikTok 9:16

スマートフォンでの撮影、視聴を前提としたInstagramやTikTokなどの人気により、「9:16」の縦型動画が増加しています。
他にも、映画で使われるシネマスコープと呼ばれる「2.35:1」というアスペクト比や、アナログテレビで用いられていた「4:3」というアスペクト比もあります。
どのデバイスでの視聴を前提とするか、どこのプラットフォームで配信するのかによって、投稿する最適なアスペクト比を選ぶ必要があります。

★さらに詳しく!「動画の解像度とは?代表的な動画サイズと解像度の選び方などを解説!」

ビットレート

「ビットレート」とは映像1秒あたりのデータ量のことで、動画の画質、音質に関わる重要な要素のひとつです。bps(Bit Per Second)という単位を使い、例えば100kbpsは1秒間あたりに100,000ビットのデータ量(kは1,000)であることを表します。
ビットレートの数値は、動画配信ソフトやサービス、動画の種類や内容によって最適な目安が異なります。また、高くなるほど高音質・高画質のデータになりますが、高くすることでファイルサイズが大きくなるというデメリットもあるため、ビットレートは適切に調整しなければいけません。
動画のビットレートには、音声ビットレートと映像ビットレートの2種類があり、合算した数値を「総ビットレート」と呼び、一般的にその動画のビットレートを指す値となります。
映像ビットレートは解像度やフレームレート(1秒間に表示するフレーム数)と密接に関連し、どのくらいの画質が必要なのかを考えた上で適切なビットレート、解像度、フレームレートに調整します。

★さらに詳しく!「動画制作前に確認!ビットレートの基本情報や適切な設定方法」

エンコード

「エンコード」とは、データや信号をある一定の規則(アルゴリズム)に従って、別の形式のデータに変換することをいい、「符号化」「暗号化」などを意味します。動画制作の場面では、動画データの圧縮・変換作業のことを「エンコード」といいます。
映像や音声ファイルは制作データのままでは容量が大きすぎて扱いづらく、インターネット上でスムーズに視聴できないなどの問題が生じる場合があります。また、動画のファイル形式にはいくつもの種類があり、投稿する動画サイトでは決められた形式でアップロードしなければなりません。そのため、制作したデータはエンコード(圧縮、変換)する必要があるのです。
エンコードに対して「デコード」という用語もあります。これは圧縮・変換したデータを元に戻す作業のことです。

コーデック

「コーデック」とは、エンコード(符号化)とデコード(復号化)を行うことができるハードウェアやソフトウェアのことです。制作した動画データは圧縮(エンコード)したままでは再生できず、視聴するためには復元(デコード)しなければなりません。コーデックは圧縮―伸長(解凍)をする役割を持ち、つまり動画配信側のコーデックでエンコードしたデータを、視聴者側のコーデックでデコードして再生しているのです。
コーデックには、映像用コーデックと音声用コーデックがあります。これは、映像ファイルと音声ファイルは別々のデータで、それぞれにエンコード・デコードする必要があるためです。
コーデックの種類はたくさんあり、どのコーデックを使用するかによってファイル形式も異なります。コーデック次第で容量や画質に影響したり、視聴環境によっては再生されないなどのエラーが生じたりする場合もあるため、最適なコーデックの選択が重要になります。

★さらに詳しく!「動画のファイル形式とは?代表的な形式や種類を紹介!」

解像度

画像は小さな点の集合体です。その最小単位をピクセル(画素)といい、解像度はピクセルの数を表したものです。「横のピクセル数×縦のピクセル数」で表し、単位はpx(pixel)を使います。ピクセル数が多ければ多いほど、細部まで表現することができるので高精細となります。
解像度にはいくつか種類があり、テレビ(地上波デジタル放送)やブルーレイの解像度は1920×1080pxで、フルHDと呼ばれます。4KはフルHDの4倍の画素数(3840×2160px)、8Kは8倍の画素数(7680×4320px)となります。
このように解像度が高い(高解像度)ほど画質が向上(高画質)しますが、高解像度になるとファイルサイズが大きくなるというデメリットもあります。

また、各動画プラットフォームでは推奨している解像度があります。
YouTube 1920×1080px
TikTok 1080×1920 px
Instagram 1080×1920 px

視聴するデバイス、プラットフォームに応じて、適切な解像度を設定する必要があります。

★さらに詳しく!「動画の解像度とは?代表的な動画サイズと解像度の選び方などを解説!」

カット

動画制作において「カット」とは、「編集の単位」です。撮影をスタートして(録画ボタンを押して)停止するまでが1カットで、カットがつながりひとまとまりになった場面単位を「シーン」、シーンのまとまりを「シークエンス」といいます。シークエンスが集まって、1本の動画となります。
動画の構成台本となる絵コンテは「カット」単位で描き、撮影も「カット」単位で行います。
撮影したカットは、不要な部分を切り取ったり、カットとカットのつなぎ目を装飾したりと編集作業を行います。
絵コンテを作る際にも「カット」と「シーン」の認識を明確にしておくといいでしょう。

★参考記事はこちら!「プロが伝授!初心者でもできる絵コンテの作り方を解説」

トリミング

画像の必要な部分だけを切り出し、周囲の不要な部分を削除(非表示)することを「トリミング」といいますが、動画においても同様に「トリミング」を行います。動画編集のトリミングでは、撮影した動画から取り出したい場所の始点と終点を指定することでその部分だけが残り、他の部分が削除されます。
トリミングは、撮影したカットの冒頭と最後の部分を切り落とし、尺を調整する際によく使われます。一般的に準備段階から録画を始め、終了後もしばらくはカメラを回すため、カットの始まりと終わりには使用しない不要な部分が含まれているものです。トリミングすることで、必要なカットの前後にある不要な部分を切り落とし、本編だけを残すのです。
また、トリミングによく似た言葉に「カット編集」があります。カット編集は撮影した動画の不要な部分を始点と終点で区切り削除する編集方法で、切り出した必要な場面をつなぎ合わせることまでを含めて「カット編集」といいます。

エフェクト

「エフェクト」とは動画素材に加える特殊効果のことで、映像や音声、シーンの切替え、タイトルのテキストなどを加工、装飾するものです。エフェクトを適用することでイメージどおりに映像を表現でき、動画のクオリティを上げることができるので、編集する際にはぜひマスターしておくべき編集技術です。
エフェクトには数多くの種類があります。どんなエフェクトがあり、どんなことができるのか知っておくと、動画制作会社にイメージを伝える場合にも役に立つでしょう。

★さらに詳しく!「動画編集初心者は要チェック!主な動画エフェクトをわかりやすく解説」

トランジション

「トランジション」とはエフェクトのひとつで、カットやシーンをつなぐ際に施す効果のことをいいます。トランジションを適用することで前のカットと後ろのカットが自然につながり、視聴者に違和感を与えず場面を切り替えることができます。また、トランジションによって場面転換が印象的になります。BGMと連動させれば、より演出効果も高まります。
トランジションにも様々な種類がありますが、多用しすぎると、かえって視聴しにくい動画となってしまいます。見せたいイメージに合わせたトランジションをここぞという時に使用するのが効果的です。

ワイプ

トランジション(場面を切り替える際のエフェクト)のひとつに「ワイプ」があります。よくテレビで画面の隅に出演者の顔が映る小窓をワイプといいますが、エフェクトの「ワイプ」は意味が異なります。「ワイプ」とは、新たなカットに切り替える際に元のカットを拭き取るように消していく手法のことをいいます。上下や斜め、左右にスライドしたり、丸や星などの図形で放射状に中央から広がったり、逆に閉じていったりと、様々なパターンがあります。

ディゾルブ(フェードイン/フェードアウト)

「ディゾルブ」はよく使われるトランジションのひとつで、前後のカットを徐々に重ね合わせて次のカットに移行していく編集技法です。映像を徐々に鮮明にしたり、音声の音量を大きくしたりすることを「フェードイン」、逆に徐々に暗くしたり、小さくしていくことを「フェードアウト」といい、ディゾルブではフェードインとフェードアウトが同時に進みます。そのため「クロスフェード」と呼ぶこともあります。
前のカット(場面)がゆっくりと暗くなっていく(フェードアウト)と同時に、新たなカット(場面)がゆっくりと現れ(フェードイン)、滑らかに切り替わるので、視聴者は2つの場面のつなぎ目を感じずに違和感なく視聴できます。

ジャンプカット

連続する動きの映像にも関わらず、途中をあえてカットして時間が飛んだように見せる編集手法のことを「ジャンプカット」といいます。ジャンプカットもトランジションのひとつですが、他のトランジションが前後の画面を自然につなげて違和感を与えず画面を切り替えるのに対して、ジャンプカットは視聴者に急に時間やアクションが飛んだ印象を与えます。

 ジャンプカットには、次のような効果があります。

  • 話し途中の「えー」「あー」など無駄な部分をカットすることで尺を短くできる。

  • 次から次へとテンポ良く情報が飛び込んでくるので視聴者が引き込まれやすい。

ジャンプカットを入れることで動画に変化を与えられる一方、不自然な映像となり視聴者に違和感を与えてしまうため通常は多用されませんが、最近はYouTubeでよく見られます。ジャンプカットを使うことで尺を短くし、テンポ良く話題を展開させ、視聴者を飽きさせないようにしています。

★さらに詳しく!ワイプ、ディゾルブ、ジャンプカットなど主なトランジションはこちら
「動画編集初心者は要チェック!主な動画エフェクトをわかりやすく解説」

 まとめ

今回は動画制作・編集における様々な専門用語から12の用語をご紹介しました。動画制作の現場で使う用語はまだまだたくさんあります。引き続き、Part2でも解説しますので、ぜひご期待ください。

また、当社のWebサイトでは用語だけでなく、動画制作に関する最新動向や制作のポイントなど、企業の担当者の方に役立つ情報をコラム配信しています。動画に関する気になることやお探しの情報があれば、ぜひチェックしてみてください。

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