COLUMNコラム

【保存版】動画マーケティング徹底解説ガイド

インターネットの普及に伴って誰もが気軽に動画を視聴できる時代となり、ビジネスにおいても動画マーケティングが注目されるようになりました。短い時間のなかで多くの情報を伝えられる動画は、マーケティング活動においてさまざまな場面で活躍します。
そこで今回は、動画マーケティングの考え方や種類・手法などについてご紹介します。

動画マーケティングとは改めて何か?

まず、動画マーケティングとはどのような手法なのか、なぜ動画マーケティングが注目されているのかについてご紹介します。

概要

動画マーケティングとは、「動画コンテンツを使って行うマーケティング活動」の総称です。
動画マーケティングは単に動画を制作・公開することが目的ではなく、ほかのマーケティング活動と同じように自社の商品の認知度を高めたり、ターゲットの検討レベルを引き上げて購入につなげたりすることを目的として行われます。

動画マーケティング用のコンテンツを制作する際は、どのメディアで公開するのか、どの手法を選択するのかなどを詳細に設定する必要があります。加えて、公開後は定期的に効果測定を行って改善点を洗い出し、さらに効果を高められるようなマーケティング活動につなげていくという点も、ほかの施策と同様です。

注目される背景

動画マーケティングが注目されるようになった背景には、インターネットやスマートフォンの普及が深く関係しているといわれています。

誰もが気軽にインターネットを活用できるようになり、ほとんどの場合、スマートフォンやタブレット端末などを1人1台は所有するようになりました。この変化によって、人々が動画を視聴する時間も増加しています。

ニールセンデジタル株式会社が行った「Digital Trends 2019上半期」の調査結果によれば、2015年6月の1人あたりのスマートフォンからの月間動画視聴時間は1時間51分でしたが、2019年6月の調査では7時間13分にまで伸びています。スマートフォンによる動画視聴は5年間で約4倍にまで成長していることになり、この結果からも動画コンテンツに対する注目が高まっていることが見てとれます。

参考:nielsen

加えて、2021年1月にNTTドコモ モバイル社会研究所が実施した調査では、YouTubeの認知率は96.9%、利用率も65.8%と約7割に迫る勢いだとされています。この結果は、動画が人々の生活に密接に関わっていることをあらわしているといえるでしょう。
さらに、個人のSNSのアカウントを所有するユーザーも増加しており、自ら撮影したり制作したりした動画を発信することも一般的になってきています。

参考:モバイル社会研究所

社会情勢などの影響もあり、対面しないマーケティング活動が重視される傾向にあります。非対面で企業の活動や商品の魅力を知ってもらうには、多くの情報を短時間で伝えることが可能な動画が効果的であることも、動画マーケティングが注目される背景のひとつといえるでしょう。

動画マーケティングのメリット・デメリット

動画マーケティングには多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。ここでは、動画マーケティングのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

動画マーケティングのメリット

動画マーケティングのメリットには、主に「短時間で多くの情報を伝えられる」「ユーザーの記憶にとどまりやすい」「拡散力が高い」の3つがあります。

動画では文字・映像・音を組み合わせた表現ができるため、短い時間のなかに多くの情報を含ませることが可能です。

文章や写真から情報を得る場合は受け手側が能動的に「読もうとする」必要がありますが、動画であれば流れてくる映像を受動的に「見るだけ」で情報を獲得できるため、ユーザーが気軽に情報に触れられるのもポイントです。

加えて、動画は人の記憶にとどまりやすいといわれています。
株式会社電通と株式会社ディーツーシーコミュニケーションズが共同で実施した「iPhone向け動画広告効果調査」では、静止画広告と動画広告を1ヶ月間配信した後、配信期間が終わってすぐに「この広告を見たことがあるか」という質問をiPhoneユーザーに投げかけました。その結果、動画広告を「確かに見た」と答えた人は、静止画広告を「確かに見た」と答えた人の1.7倍となりました。このことからも、動画広告は静止画広告より記憶に残りやすいと考えられます。

参考:D2C

さらに、動画コンテンツは拡散力が高い点も魅力のひとつです。 SNSが普及した今、さまざまな動画がSNS上で積極的にシェアされており、認知度が大幅に拡大するチャンスも増えているといえるでしょう。インパクトのある動画や共感性の高い動画はシェアされやすく、拡散されることでより多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらえる機会が広がります。

動画マーケティングのデメリット

動画マーケティングのデメリットは、主に「制作に工数がかかる」「改善に時間がかかる」の2点です。

動画を制作する工程は多岐にわたり、まずはコンセプトを決めてコンテンツを企画し、ストーリー構成を確定したら映像を撮影して、最後に編集を施して公開という手順が一般的です。文章を書いたり写真を撮ったりするよりも制作時間は長くなりやすく、動画制作には比較的多くのリソースを注ぎ込む必要があります。
もし自社で動画制作を行うスキルがないのであれば、外注のためのコストも考慮する必要があるでしょう。

さらに、改善に時間がかかりやすいことも動画マーケティングのデメリットのひとつです。
前述のとおり動画マーケティングでもほかのマーケティング活動と同様に効果測定が必要ですが、一度制作した動画を修正する場合、ほかのコンテンツに比べて手間もコストもかかりやすい傾向があります。

場合によっては、改善にあたり動画を1本丸ごと作り直すのと同様かそれ以上のリソースがかかることもあるため、文章や写真などを活用したコンテンツマーケティングに比べると改善のスピードは遅くなります。

主な動画マーケティングの代表的な手法とは?

一口に動画マーケティングといっても、細かく分けるとさまざまな手法があります。ここでは、動画マーケティングの代表的な手法をご紹介します。

記事コンテンツなど、Webサイトへの埋め込み

自社が運営するブログやWebサイトなどのメディア(オウンドメディア)のコンテンツ内に動画を埋め込む手法も動画マーケティングのひとつです。
文字と写真で構成された自社のメディアに動画を取り入れることでコンテンツのわかりやすさを向上させ、訪問したユーザーの理解度を高める効果が期待できます。

自社のWebサイトやブログに訪問するユーザーは、少なからず自社に関心があることが明らかな「顕在層」であるといえます。関心があることが判明している顕在層に対しては自社の商品やサービスについての理解を深めさせることで、次の検討レベルに引き上げられる可能性が高くなります。そこで、動画を活用して理解を促す動画マーケティングが活躍します。

広告バナーやランディングページへの使用

広告バナーやランディングページに動画を取り入れることも、効果が高い手法のひとつです。
企業などが用意した広告枠に出稿する場合、静止画だけでなく動画を掲載できることもあります。広告枠に動画を活用することで静止画に比べて目を引きやすい広告になり、認知度アップにつながるでしょう。

加えて、自社の商品やサービスの魅力を1ページにまとめて具体的なアクション(サンプル取り寄せや購入、サービスへの申し込みなど)を促すランディングページにも動画は有効です。
ランディングページに「お客様の声」といった形の「お客様が商品を利用した感想の動画」や、「商品がどのように生産されているのか」を紹介する動画を掲載することによって、商品の説得力を高める効果が期待できます。

YouTubeチャンネルの活用

前述のとおり、国内のYouTubeの認知度はほぼ100%に迫っています。動画共有サービスのなかで最も利用されているのはYouTubeであり、YouTubeチャンネルを活用した動画マーケティングは企業が利用する場合においても一定の効果が見込めます。

YouTubeでは「チャンネル」と呼ばれる個人・企業の専用ページを開設し、そのなかで動画を投稿します。注目を集められそうな動画を投稿してチャンネルへの登録者を増やし、ファン化を促すこともマーケティングの方法として考えられます。
さらにYouTubeにおいては、販促用の動画を投稿するのではなく自社の広告を出稿する方法もあります。

SNSへの活用

TwitterやInstagram、Facebookなどの国内で高いシェアを獲得しているSNSでは、動画広告の出稿が可能です。「タイムライン」や「フィード」と呼ばれる場所に自社の広告が流れるため、ユーザーの目に触れやすく、認知度の拡大が期待できます。

それぞれの特徴として、Twitterは年齢層が幅広く、拡散力が高い点が挙げられます。Instagramは写真が中心のSNSで、デザイン性の高い商材を扱う企業やブランドイメージの向上を目的とした動画マーケティングを行いたい企業に向いているといえるでしょう。Facebookは企業が情報収集に利用することも比較的多いSNSであり、40~60代がメインの利用者層となっています。

動画マーケティングを活用した目的別例

動画マーケティングの活用例は、目的別に分けることもできます。ここでは、動画マーケティングの主な目的を4つご紹介します。

製品紹介

自社の製品紹介は、動画マーケティングでよく利用される活用例のひとつです。
映像や音声を活用して自社の製品の特徴やメリットをわかりやすく解説できる動画マーケティングでは、ユーザーに対して説得力のあるアプローチが可能です。

企業が扱う商品やサービスのなかには、機能が複雑だったり仕組みがわかりにくかったりするものもあるでしょう。特にWebサービスなどの無形商材では、ユーザーにサービスの特徴を理解してもらえるかどうかが購入率を大きく左右します。このような商材であっても、多種多様な表現ができる動画を活用すればわかりやすい製品紹介が可能になります。

製品紹介の動画はWeb上で公開するものだけとは限らず、店舗に設置するデジタルサイネージなどで流す動画も動画マーケティングの一種といえます。Webマーケティングとしての動画公開と併用して、デジタルサイネージなどによるオフラインマーケティングも検討すると効果が高まるでしょう。

企業紹介施策

企業紹介施策に動画マーケティングを活用する例もあります。
自社の経営理念などを正確に伝えるためには、文章や画像のみでは表現しきれないこともあるでしょう。そこで経営者自らの声で経営理念を語る動画を掲載することにより、消費者に対して正確に自社の理念を伝達することができます。

加えて、「自社がどのような取り組みを行っているのか」を伝えるためにも、動画は高い効果を発揮します。
例えば製品を生産している工場の紹介動画を掲載することによって、製品が生まれるまでの過程をわかりやすく伝えて、自社の商品のストーリー性を高める効果が期待できます。さらに、病院や介護施設などのサービスを提供している企業の場合、動画により「従業員が日々どのように業務を進めているのか」をわかりやすく伝えることができるでしょう。

ほかにも、研究所での研究風景など消費者が立ち入ることは難しい領域においても、動画を使えば簡単に映像と音声で様子を伝えることが可能になります。

採用施策

採用施策で動画を活用する事例も増加しています。
優秀な人材を確保するためには、自社の魅力を求職者に知ってもらい、「この会社で働きたい」と思ってもらう必要があります。しかし求職者からすると、それぞれの企業が実際にどのような取り組みを行っているのかは見えにくいものです。

そこで動画を活用すれば、自社がどのような取り組みを行っている企業なのかをわかりやすく伝えることが可能になり、魅力を理解してもらいやすくなります。動画を通じて自社の魅力を理解してもらうことができれば、求職者に「この会社なら応募しても大丈夫そうだ」という安心感をもたらし、求人への応募の増加につながるでしょう。

もし既に一定のブランドイメージを確立できており、求人広告に多くの応募が期待できる状況にある場合は、自社が求めている社員の在り方などを動画内ではっきりと描写することによって、自社と応募者のミスマッチを減らすことが期待できます。

展示会での利用(オンライン・オフライン問わず)

オンライン・オフライン問わず、展示会で動画マーケティングを活用することも効果的な手法のひとつです。

Web上で展示会を行う「オンライン展示会」も普及しつつあり、そのなかで自社の商品やサービスを紹介する手段として動画を活用することは有効だといえるでしょう。Web上では直接チラシやパンフレットなどを手渡して訴求することができないため、来場者の興味を引くようなアプローチが難しいという側面があります。そこで動画を活用して興味を引き、来場者の関心を高めるという手法が効果的です。

もちろん、従来のようなオフラインの展示会でも動画は高い効果を発揮します。展示会場の自社ブース内で商品やサービスの紹介動画を流しておくことで、興味をもった来場者が立ち止まる可能性もある上に、商品やサービスの理解を促しやすくなると考えられます。

動画マーケティングの検討を進める上でのポイント・注意点

動画マーケティングの検討を進める際は、次の4つのポイントや注意点を意識することが大切です。

手段の目的化を防ぐ

動画マーケティングは、あくまでも目的を達成するための手段です。動画を制作しているうちに、いつの間にか「動画を公開することそのものが目的になってしまう」ということが起きないように注意しましょう。

「どのような目的を達成するために動画を制作・公開するのか」を明確にした上でその目的を達成できるような動画を企画することが、手段の目的化を防止し、効果の高い動画を制作するポイントです。

動画制作には、工数・労力がかかる前提で進める

動画制作では、コンセプトの設定やコンテンツ企画、映像の撮影、編集など、さまざまな工程が必要になります。そのため、1本の動画が完成するまでには多くの工数・労力がかかることを前提として進めることが大切です。
ある程度まとまったリソースを用意する必要があるため、片手間に取り組もうとするのではなく、動画マーケティングのためのチームを編成することも手段のひとつといえるでしょう。

作って終わりではもったいない。効果検証まで行う

動画制作には手間も時間もかかるため、制作を終えて公開した段階で満足してしまうケースも多いようですが、「作って終わり」にするのでは動画マーケティングの効果を100%引き出すことはできません。

前述のとおり、動画マーケティングは動画を公開することそのものが目的ではなく「作った動画によって成果を出すこと」が目的です。そのため公開した動画が想定どおりの効果をもたらしているかを検証し、必要に応じて改善を重ねていくことが動画マーケティングの効果をさらに高めるポイントになります。

動画がもつ力の前提を伝える→わかりやすさやメッセージ性

動画マーケティングをどのように行うかも重要ですが、そもそも動画そのもののクオリティに疑問が残る場合、ユーザーに響く動画マーケティングを行うことは難しいといえます。そのため、「動画をどう使うか」のみにこだわるのではなく、「動画のクオリティ」も意識して制作を進めることが大切です。

動画を視聴した人がすぐにその動画のテーマを理解できるように、わかりやすさやメッセージ性を重視したストーリーを前提に制作を進めることをおすすめします。

まとめ

今回は、動画マーケティングについて包括的にご紹介しました。

どのような目的で動画マーケティングを実施したいのかによって制作方法も大きく異なり、用途・目的・予算に応じて、個別に進め方を検討することが大切です。

動画マーケティングに挑戦したいと考えているものの、どのように進めるべきか悩んでいるという方は、ぜひ一度GAにお問い合わせください。課題や目的に合わせて、適切な動画マーケティングの進め方をご提案いたします。

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