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縦型動画広告とは?メリットや活用事例、成果を上げるポイントなどを解説!

縦型動画広告には効果があるとよく耳にしますが、実際のところどうなのでしょうか。この記事では縦型動画広告におけるメリット・デメリットや、作る上でのポイントなどを紹介しています。縦型動画広告を作るかどうかで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

縦型動画広告とは

縦型動画広告とは、スマートフォンで視聴しやすい縦長サイズの動画広告のことです。従来は横に長い横型の動画が主流でした。しかし、スマートフォンの普及によって、向きを変えずにそのまま視聴できる縦型の動画が登場しました。スマートフォンで横型の動画を見ようとすると、横幅が画面に合わせて短くなり、動画全体も小さく表示されてしまいます。縦型の動画なら、スマートフォンの画面比率に合わせて表示されるため、文字や画像が小さく不便に思うこともなくなり、快適に視聴できます。

縦型動画広告の4つのメリット

縦型動画広告を作る際のメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

メリット1. スマートフォンでの視認性が高い

スマホは通常縦で持つため、横型動画だと小さくて見づらくなってしまい、十分に動画の内容を伝えられない可能性があります。特に図表が多い動画で文字が小さければ、視聴者は何を伝えたい動画なのかを理解できず、すぐに見るのをやめてしまうかもしれません。
しかし、縦型動画の場合はスマホのサイズに合わせたサイズで動画を再生できるため、図表や動画の細部が見やすくなります。その結果、見やすく何を伝えたい動画なのかを理解してもらいやすくなります。

メリット2. 最後まで見てもらいやすい

スマホのサイズに合っている縦型動画は、動画の完全視聴率が高くなります。完全視聴率が高くなる理由としては、画面サイズが大きいためインパクトが大きいこと、没入感が高まることなどが挙げられます。
縦型動画広告の完全視聴率に関しては、実際にアメリカの一般大衆紙であるUSA TODAYが行った調査で、横型動画広告と比べて完全視聴率が約9倍高まるという結果が出ています。

参考:Vertical video pays off for Snapchat

メリット3. SNSとの相性が良い

SNSでの広告は年々重要度が高まっており、TwitterやTikTokなどで見かける方も多いのではないでしょうか。基本的にSNSはスマホで利用されることが多いため、縦型動画広告を配信することで自然に見てもらいやすくなります。
SNSの広告に関しては、正方形の動画広告を選ぶことも可能です。ただし、大画面で見てもらいたい場合や他社との差別化を図りたい場合には、正方形の動画広告よりも縦型動画広告の方が良いでしょう。

「縦型動画のメリットとは?効果的な活用シーンと制作する際のポイントを解説!」の記事もあわせてご覧ください。

メリット4. 横型動画よりも広告効果が高い

TikTokの公式ウェブサイトによると、縦型と横型の広告を比較したところ、縦型の方が高い効果があったという調査結果が公表されています。縦型は横型と比べると、広告認知率は約49%、購入・利用の意向は約22%高かったとの結果が出ました。TikTokはスマートフォンで視聴されることが多く、画面に合った動画サイズによって、見る人はストレスなく視聴できます。快適に視聴できることで、高い広告効果を得られることがデータから読み取れます。

参考:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!? 

縦型動画広告の3つのデメリット

縦型動画広告は、視認性が高いことや最後まで見てもらえることなどがメリットです。そのため、さっそく縦型動画広告を作ってみようという気になるかもしれません。しかし、その際には以下のデメリットに注意しておく必要があります。

デメリットを把握しておくことで、本当に縦型動画広告を作る価値があるのかどうかを検討しやすくなるでしょう。

デメリット1. 実際に見る時の視野と異なる

縦型動画は実際に人が見る時の視野より狭い範囲しか映せないため、観光スポットなどを広い視野で紹介したい時には向いていません。素材によっては縦型動画で撮影してしまうと、ユーザーが違和感を抱えてしまう場合があります。

デメリット2. 動画を作るのが難しい

縦型動画は画面の横幅が狭いため、被写体が多い場合はすべて画面に入りきらず、撮影しにくくなります。また、多くの動画編集ソフトが横型動画に合わせたものとなっているため、通常のソフトで縦型動画を作ろうすると設定が難しい場合もあり、手こずってしまうかもしれません。
もしもすぐにでも作りたい場合や、動画編集経験のあるスタッフがいない場合には、外部に任せることを検討してみるのもおすすめです。

デメリット3. PCユーザーにとっては不向き

縦型動画広告はスマホだと非常に見やすいサイズですが、PCでは見にくくなり不向きです。そのため、PCユーザーをターゲット層と考えている場合には、あまりおすすめできません。
また、動画サイズはユーザーだけではなく、伝えたい内容によっても向き不向きがあります。そのことまで踏まえた上で、横型にするか縦型にするかを考えるようにしましょう。

縦型動画広告が使える主な媒体

縦型動画広告が使える主な媒体は、多岐にわたります。主なものとしてはTikTokやInstagram、YouTubeなどが挙げられます。それぞれ特徴があるため、以下の内容を踏まえながら、どの媒体で配信するのが良いのかを検討してください。

TikTok

縦型動画のSNSといえば、最初にTikTokを思い浮かべる方は多いでしょう。基本的にTikTokは、スマートフォンユーザーを対象にしていることもあり、ほとんどの動画が縦型で制作されています。
TikTokで動画広告を配信するのであれば、ユーザー参加型のものを作るのがおすすめです。ユーザーを巻き込んだ動画にすることで、広告効果が期待できます。TikTok動画のアスペクト比には横型の16:9や正方形の1:1のほか、縦型の動画に適した9:16もあるため、活用するといいでしょう。

Instagram

もし女性をターゲットにしているのであれば、Instagramで配信することを考えてみましょう。Instagramは女性ユーザーの多いSNSであり、動画も投稿できます。メイクや美容など、女性にとって関心のある内容の動画を配信するといいでしょう。Instagramでも9:16のアスペクト比がおすすめですが、横長の1.91:1や正方形の1:1にも対応しています。
また、IGTVという専用の動画アプリもあるため、そちらで配信してみるのもおすすめです。

Twitter

一般的にTwitterのユーザーは、画面を上下にスクロールしつつ、タイムラインを流し見するという使い方が多いでしょう。そのため、縦型動画広告をTwitterに配信することで、目に留まった動画をそのまま視聴してもらえる可能性が高まります。
Twitterで縦型動画を投稿する場合、アスペクト比を3:4にするのがおすすめです。3:4にすることで、全体的に縦長動画がきれいに表示されます。縦型動画向けのアスペクト比としては1:2や9:16などもあるため、内容によってサイズを考えてみると良いでしょう。

YouTube

YouTubeの動画は通常横型ですが、ショート動画が登場したこともあり、縦型動画も投稿されています。アスペクト比は9:16で、企業広告の際によく用いられているようです。
例えば大京警備保障株式会社の場合、YouTubeのショート動画を活用したことにより、2022年のSNS関連の売り上げが1,000万円以上という結果を出しました。この他にもさまざまな企業がYouTubeのショート動画を活用し始めているため、この機会に検討してみると良いでしょう。

LINE

LINEの動画広告は、他のSNSと比べて気軽に投稿できるものではないため、他の媒体で成功した企業や動画の制作体制が整っている企業などに向いています。アスペクト比は9:16です。
LINEで縦型動画広告を配信するのであれば、デモグラフィックデータやLINE公式アカウントのユーザーデータを活用しましょう。それらを活用することで、さらに細かいターゲティングができるようになります。またLINEの縦型動画広告は、再生して3秒以内でユーザーの興味や関心を引けるメッセージを伝えられるかどうかも重要です。

その他の媒体

その他の媒体としては、Facebookやデジタルサイネージ、Pinterestなどが挙げられます。特にデジタルサイネージは、オフラインで縦型動画広告を配信できるため、街の中で宣伝したい時におすすめです。もちろん、複数の媒体で縦型動画広告を配信するのも良いでしょう。
もしもデジタルサイネージを用いて成果を出したいのであれば、効果的な設置場所の検討が必要です。その場所を訪れる人にとって関心のある内容、見やすさ・読みやすさも重視しましょう。例えば空港に設置する場合には、英語の字幕をつけておくことで、日本語が分からない外国人にもPRできます。

成果を上げる!縦型動画広告を作る際の4つのポイント

1. 伝えたい内容や作る優先順位などを見極める

縦型動画広告を作る際には、誰に何を伝えたいのかを考える必要があります。きちんと伝えたいターゲット層や伝えたいメッセージなどを考えなければ、効果的な動画を作れません。そのため、いきなり作り始めるのではなく、まずはしっかりと動画の内容を考えることから始めましょう。
また、動画を作る際の優先順位を決めることも大切です。例えばInstagramやTwitterの場合、動画だけではなく画像で商品やサービスをPRするという方法もあります。場合によっては動画よりも画像の方が効果的な可能性もあるでしょう。そのことから、出稿状況やタイミングに合わせた優先順位で決めるのがおすすめです。

「縦型動画のメリットとは?効果的な活用シーンと制作する際のポイントを解説!」も参考にしてください。

2. 1分以内でまとめる

基本的に、縦型動画広告の尺(時間)は短く作るようにしましょう。その理由には、多くのプラットフォームが長時間の動画を投稿できない仕組みになっていることや、短くした方が必然的に最後まで見てもらいやすくなることが挙げられます。
また、1分以内に動画をまとめることで、本編の動画へ促すこともできます。特にYouTubeの場合は、ショート動画から本編の動画へとつなげることが可能です。うまく流入を促せれば、本編動画の再生回数が増えやすくなるでしょう。

3. 横型動画のリサイズも検討しておく

これから縦型動画広告を作ろうと考えているのであれば、元々ある横型動画広告を活用できないかを考えてみるのもおすすめです。横型動画の場合は、リサイズして縦型動画にすることが可能であり、ゼロから作るよりも手間を掛けずに動画広告を作れます。
リサイズの方法としては、縦型に切り出す方法や横型動画を重ねる方法などがあり、それぞれ効果があるため、一度どれが良いのかを考えてみると良いでしょう。例えば、縦型に切り出す方法の場合は、ユーザーの没入感が高くなるという効果があります。

4. 数多くの縦型動画を視聴する

縦型動画広告を作る上では、実際にTikTokやYouTubeなどのショート動画を見てユーザー感覚を養うことも大切です。数多くの縦型動画を視聴することで、どのような動画ならばユーザーに見てもらいやすいかを理解しやすくなるでしょう。
また、日頃から縦型動画を視聴していれば、トレンドもキャッチしやすくなります。トレンドを交えた動画は多くの人に注目されやすくなり、SNSで拡散してもらいやすくなるでしょう。
特に広告目的で縦型動画を作る際には、企業が配信しているものをチェックすることで、実際に縦型動画広告を作る際のヒントを見つけられるかもしれません。縦型動画広告はすでにさまざまな企業が取り組んでいます。自社の商品や伝えたい話題のジャンル等を踏まえた上で、同じカテゴリの動画を見てみると良いでしょう。

縦型広告の活用事例

縦型の動画広告は、ファッションや日用品、自動車などさまざまな製品に使われ、大きな効果をもたらしています。全画面の動画広告にすることで、臨場感や没入感が増し、映像も見やすくなります。より質の高い視聴体験が得られるため、SNSに親しみのある若い世代はもちろん、今後はさらに幅広い世代に受け入れられるでしょう。以下に、動画広告を縦型で制作している5つの成功事例を紹介します。

H&M

ファッションブランドのH&Mは、ブランドの世界観を軽井沢の森で体験できる「H&M HOUSE Forest」を2023年に企画しました。SNS上で募集して限定1組を招待するイベントで、プロモーションに縦型全画面の動画が使われています。H&Mのファッションを身にまとったモデルたちが自然体で楽しむ様子や、森の中でのおしゃれな演出や小物使いなどによって、ブランドの魅力を演出した動画に仕上がっています。ファッションショーのようにさまざまな秋の着こなしが見られることも大きな魅力の一つです。縦型であることや、横方向へスクロールしているような場面転換によって、SNSの投稿を見ているような親近感が湧くでしょう。

参考:https://m.youtube.com/watch?v=E7qytL3o25g

GU

GUのアイテムを紹介するWeb上のCMでも、縦型動画が公開されています。レトロでロマンチックな印象の映像の中で映し出される、セーターやプルオーバーなど秋冬のアイテムが魅力的です。少しぼやけたような映像で、アイテムのやわらかいイメージも伝わります。スマホに合わせた縦長画面で見ることで、独特の世界観に入り込んだように感じられるでしょう。つい、見入ってしまう動画です。

参考:https://vimeo.com/294316593

花王

YouTubeのショート動画では、花王の入浴剤「バブ」をお湯に入れた映像がテロップとともに流れるだけの動画広告が公開されています。15秒と短くナレーションのないシンプルな内容ですが、細かい泡とはじける音によって、なぜか心地よさを感じる動画に仕上がっています。商品を知っている人にも知らない人にも、しっかりと印象を残す独特のCMです。

参考:https://www.youtube.com/watch?v=qeu1GDJLgx4

Clarins

フランスのスキンケアブランドであるクラランスの商品「ダブルセーラム」の広告も、縦型全画面の動画で、縦長のボトルタイプの商品を無駄なく映し出しています。光や水などの演出で、瑞々しさや潤いを感じさせる美しいビジュアルです。ナレーションはなく、英語のテロップが表示されるものの、商品のイメージが伝わりやすく、効果を期待させてくれるような印象が残ります。視覚的な印象は、国や言語に関わらず伝わりうるという好例です。

参考:https://www.youtube.com/watch?v=7QT3BQpeUP0

日産自動車

日産自動車のYouTubeチャンネルでは、さまざまな縦型の動画が公開されています。2023年には人気バンド「DISH//」とのコラボレーション企画として、日産の自動車を使用したミュージックビデオや動画広告が制作されています。メンバーと一緒にドライブしながら、生で歌声を聞いているような高い没入感を楽しめる縦型動画も配信されました。ミュージックビデオのストーリーを思わせるショートバージョンもあるなど、さまざまな形で自動車と楽曲のどちらも印象に残る動画広告が制作されています。

参考:https://www.youtube.com/@NissanJapan/shorts

まとめ

今回は縦型動画広告におけるメリット・デメリットや、作る上でのポイントなどを紹介しました。
縦型動画広告には高い視認性や、SNSとの相性の良さなどのメリットがあります。その一方で動画を作るのが難しいことや、PCユーザーにとっては不向きといったデメリットもあります。

これから動画を作ろうと思っている方は、媒体による特徴を理解し、ターゲット層に合う適切な媒体に縦型動画広告を配信してみるのもいいかもしれません。
当社では動画に関するさまざまなサポートを行っています。詳しく知りたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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